WBO・AP&日本ミドル級王者の国本陸が米国合宿に出発「レベルアップしてくる」

プロボクシングのWBOアジア・パシフィック(AP)&日本ミドル級(72・5キロ以下)王者で東洋太平洋同級1位の国本陸(28)=六島=が20日、米国ロサンゼルス合宿に向け、羽田空港を出発した。
10月5日に地域3冠をかけ、東洋太平洋同級2位のイエ・ヌリ(ウズベキスタン)と同王座決定戦10回戦(大阪・住吉区民センター)を闘う。「この合宿をさせていただくことに感謝し、本場アメリカでいろいろなことを吸収して帰国したいと思います。相手も強いので、さらにレベルアップし、圧倒できる内容でアジア3冠をしたいと思います」と意気込みを語った。
米国合宿は9月10日までの予定で、さまざまなタイプの選手とスパーリングを重ね、経験値を増やしていく方針。また、最初の10日間は武市晃輔トレーナーも同行するが、以降は国本1人となり、言葉も通じない海外でメンタル面の強化も図る。
2018年8月にプロデビューした国本は21年5月の5戦目で初黒星を喫したが、そこから現在まで10連勝中で、うち5戦連続KO勝ちと着実に力をつけてきた。所属ジムの枝川孝会長は「3年後には世界挑戦させたい」と期待しており、万全の体制でサポートしていく方針。
10月5日の試合はミドル級の選手だけを集め、5試合が行われる同ジムの主催興行「The Middle」のメインイベントとして行われる。WBO12位、IBF13位の国本のプロ戦績は15戦14勝(8KO)1敗、ヌリは9戦8勝(5KO)1分。
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