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2024.10.25 610gym

2戦2勝の韓亮昊は近藤冬真と対戦 元警官の井上彪は再起戦 六島ジム興行

ボクシングの六島ジムは24日、大阪市内のジムで12月22日に住吉区民センターで行う興行を発表した。

 メインはデビューから2戦2勝の元全日本社会人王者・韓亮昊(ハン・リャンホ、26)のスーパーフライ級8回戦で、近藤冬真(27=蟹江)と対戦する。

 枝川孝会長(60)によると当初はタイトル戦を目指して奔走も、相手陣営からすべてお断りされたという。韓は「結果は大事だが、それ以上に内容。ベルトは形として見えるものだからほしい。ここをしっかり勝って、だれからも『次はタイトル戦』と言われる試合をしたい」と意気込んだ。

 元大阪府警の警官だった日本ライトフライ級4位の井上彪(26)は、今年4月にWBOアジアパシフィック同級王座に挑み、プロ初黒星を喫した。以来の再起戦、同級8回戦で木村彪吾(24=グリーンツダ)と対戦する。

 8月末には、IBF世界同級王座を獲得した矢吹正道(32=LUSH緑)のスパーリングパートナーを務めた。約30ラウンドも拳を重ね、世界王者から学ぶべきものは多かったという。

 「世界王者を体験して自分の未熟さが分かった。一方で自分の強みも感じた。矢吹選手が世界王者、しかもKOでなったことはうれしかったし、自分が練習相手を務めることができたことも光栄。自分も頑張らないといけないと思ったし、この経験を生かさないとうそやと思いました」。

 宮崎・日章学園で2冠を獲得し、近大に進んだアマエリートで、ジムの期待も大きい。初の敗戦をバネにできるかは、今回の戦いで証明するしかない。矢吹から学んだ「王者哲学」を胸に、再び世界王者への道を歩み出す。【実藤健一】

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