WBOAP&日本ミドル級タイトル戦、国本陸がTKO勝ちで王座防衛「正直しんどい試合でした」
ボクシングのWBOアジアパシフィック・日本ミドル級タイトル戦が31日、名古屋国際会議場で開催されるミニマム級ダブル世界戦のアンダーカードとして行われ、地域2冠王者・国本陸(26)=六島=が日本同級1位の可兒栄樹(かに・えいき、22)=T&T=に6回1分53秒TKOで勝ち王座を防衛した。初回からパワフルな右ストレートを軸に主導権を握り、6回開始直後に右を効かせダウンを奪取。再開後にも長時間攻勢を続けてレフェリーストップを呼び込み快勝した。
「正直しんどい試合でしたが、勝ててよかったです。これからも一戦一戦クリアしていき、今年か来年には東洋太平洋のベルトも巻きたい。世界はちょっと遠すぎるので、まずはそこを目指して頑張ります」と、国本はリング上から話した。この試合は当初、亀田プロモーションと英興行大手マッチルームが共同で開催する優勝賞金100万ドル(約1億5100万円)のミドル級トーナメント1回戦になる予定だったが、3月になってトーナメント自体の延期が決定。単なるアジア2冠タイトル戦として開催された。
中日スポーツです