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2025.04.15 610gym

国本陸、鮮やかな逆転KOで4度目防衛

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 ◆プロボクシング▽日本ミドル級(72・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇国本陸(KO 2回2分29秒)京原和輝●(13日、大阪・住吉区民センター)

 日本ミドル級王者・国本陸(27)=六島=が、同級1位・京原和輝(27)=博多協栄=に2回KO勝ちし、4度目の防衛に成功した。

 両選手は2021年12月にもノンタイトル6回戦で対戦しており、国本が判定勝ちしている。この日は初回から京原が攻勢。果敢に前へ出て、次々と国本にパンチを放り込んだ。第1ラウンドはジャッジ3者いずれも10―9で京原を支持した。

 突然の決着は2回。京原の左に反応した国本が、右ストレートを相手のあごにクリーンヒット。京原は立ち上がろうとしたものの、パンチのダメージから足がもつれて立ち上がれない。国本がKOでV4を決めた。

 ベルトを自身の肩に戻した国本は「当たったら倒れるとは思っていた。セコンドには落ち着け、落ち着けと言われてました」と笑顔。2月から3月にかけて、約3週間のオーストラリア合宿(ブリスベンとシドニー)を敢行。自身初の海外合宿でフィジカルの強い選手たちと拳を交えたことで、この日初回のピンチにも動じなかったという。「世界王者めざして頑張ります」と声を弾ませた。

 大商大出身で、WBOアジアパシフィック同級王座も保持する国本は10連勝、5連続KO勝ち。陣営は次戦で東洋太平洋同級王座獲得を狙う。まずはアジア制覇へ、国本は「今回は不用意にパンチをもらった。(相手のレベルが)上にいけばいくほど負けてしまう。一歩一歩、ステップアップしていきたい」と今後を見据えた。

 通算成績は国本が14勝(8KO)1敗、京原が9勝(4KO)3敗3分け。

スポーツ報知です

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