山崎海斗、元世界王者シーサケットに判定勝ち

◆プロボクシング▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)契約8回戦 〇山崎海斗(判定3―0)シーサケット・ソールンビサイ●(13日、大阪・住吉区民センター)
日本スーパーバンタム級9位の山崎海斗(26)=六島=が、元WBC世界スーパーフライ級王者で同級8位のシーサケット・ソールンビサイ(38)=タイ=にノンタイトル戦で挑み、3―0の判定勝ちをおさめた。
大商大出身の山崎はプロデビュー後9連勝も、昨年10月のWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦で村田昴(帝拳)に9回TKO負け。プロ初黒星を喫した。今回が再起戦だが、いきなり元世界王者を迎えることになった。
その初回。両者果敢に打ち合い、山崎がカウンターの左フックでダウンをゲット。会場が沸いたが、相手も老かい。山崎は一気にフィニッシュまでは、もっていけなかった。5回にはシーサケットにロープ際で連打され、ピンチも迎えた山崎。その後、一進一退の攻防を繰り広げ、最終8回終了のゴングを聞いた。
ジャッジ3者の採点は、78―73が2者、あと1者が77―74と、3者いずれも山崎を支持。元世界王者を破り、再起を果たした26歳は「試合が決まったときから気合が入っていました。勝ってほっとしている」と安どした。
昨年10月には第1子の長女が誕生。「娘が生まれて一発目の試合だったんで、絶対負けられない気持ちだった。早く会いたいです」と父親の顔に。「もう一度タイトルマッチをして、次こそベルトを取れるように頑張ります」と誓った。
通算成績は山崎が10勝(5KO)1敗、シーサケットは58勝(47KO)7敗1分け。
スポーツ報知です