ミドル級ホープの日本王者・国本陸が前韓国王者を豪快TKO!竹迫の敗戦に衝撃
「ボクシング・8回戦」(16日、住吉区民センター)
日本ミドル級王者の国本陸(25)=六島=がノンタイトル戦で前韓国同級王者のキム・ドハ(韓国)を3回TKOで豪快に倒し、メーンを飾った。
1回終了間際に左フックを一撃。ダウンを奪う。2回、冷静に左ジャブを突き、相手のダメージを確認。3回、一気にギアを上げ、猛ラッシュを仕掛けると、ロープに詰めて強打で仕留めた。
「大振りになった。もっとまとめる練習をしないと。最後、もっとかっこよくできるように頑張りたい」と反省を込めた。相手探しが難航しV2戦とはならなかったが、しっかりと8月に予定するV2防衛戦につなげた。「WBOアジア、東洋太平洋と3冠で国内無双したい。今年は全勝全KO」とアジア制覇に照準を合わせる。
2021年5月、日本タイトル初挑戦時は竹迫登司(ワールドスポーツ)に1回KO負け。その竹迫は前日、韓国でWBOインターナショナル・ミドル級王座に挑み、王者メイリム・ヌルスルタノフ(カザフスタン)に8回TKOで敗れた。
ミドル級は五輪で金メダル、プロで世界王者となった村田諒太氏が引退。竹迫、国本に次代が期待されるが、中量級の世界の層の厚さは半端ではない。
「竹迫さんが中盤、いけるかと思ったけど体が強い。最後のまとめ方もうまい。(ヌルスルタノフと)今やったら速攻で負ける」と、一歩ずつ世界への階段を上がっていく。
デイリースポーツです