ミドル級賞金トーナメント「PRIZE FIGHTER」 竹迫司登、国本陸が初戦突破 準決勝で激突
英国大手プロモーション「マッチルーム」が主催する賞金総額2億円のミドル級トーナメント「PRIZE FIGHTER(プライズ ファイター)」の1回戦が15日、大阪・吹田市の大和大学大和アリーナで開催され、元OPBFミドル級王者の竹迫司登(ワールドスポーツ)、日本&WBOアジアパシフィック同級王者の国本陸(六島)が英国、アイルランド選手とともに準決勝に勝ち進んだ。10 月開催予定の準決勝で竹迫と国本が激突する。
ミドル級の若手選手中心に選出された8選手が10回戦を戦い、優勝賞金は10万ドル(約1億5000万円)。1回戦でも勝者は15万ドル、敗者でも半額の7万5000ドルが支払われる破格の興行。KO賞も各ステージで10万ドルが用意されている。
竹迫は6勝2KO無敗のマーク・ディキンソン(英国)と対戦、タフな相手で激しい打ち合いが続いたが、竹迫の有効打が勝り、3-0の判定勝ち。地元大阪で33歳の誕生日を自らの拳で祝った。
国本は可兒栄樹(T&T)と対戦。可兒とは2冠をかけて今年3月に戦い、6回TKO勝ちしているだけに、開始からジャブを主体に前に出て、右強打をヒット。5回1分6秒TKO勝ち。13勝7KO1敗とした国本の1敗は21年5月、竹迫が持つ日本はミドル級タイトルに挑んで1回KO負けしたもの。「竹迫さんと戦いたかったので、準決勝は力を出し尽くす」と国本は意気込んだ。
◇ミドル級10回戦
国本陸(六島)[TKO5回1分6秒] 可兒栄樹(T&T)
竹迫司登(ワールドS)[3-0(96-94、97-93、98-92)]マーク・ディキンソン(英国)
アーロン・マッケンナ(アイルランド)[TKO10回2分6秒]ジョバニー・エステラ(米国)
キエロン・コンウェイ(英国)[TKO7回2分13秒]アイニウェア・イリィアティ(中国)
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