今秋予定の準決勝は竹迫VS国本と英愛対決 ミドル級の高額賞金トーナメント
英興行大手マッチルーム、NSN、楽天チケットによるプロボクシングのミドル級8人制トーナメント「PRIZE FIGHTER(プライズファイター)」が15日、大阪府吹田市の大和アリーナで開幕して1回戦(準々決勝)4試合が行われた。
今秋に開催見込みの準決勝はキエロン・コンウェイ(28=英国)とアーロン・マッケンナ(25=アイルランド)、元日本&東洋太平洋王者の竹迫司登(33=ワールドスポーツ)と日本&WBOアジアパシフィック(AP)ミドル級王者の国本陸(27=六島)が対戦する。
竹迫はマーク・ディキンソン(25=英国)に判定勝ちで初戦突破した。「僕だけKOできなかったので悔しい部分はある。でも勝ってこそ次へつながる」。準決勝は21年5月に日本王座4度目の防衛戦で初回KOした国本との再戦に決まった。「過去は過去、次は次なので。(自身との対戦後に国本は)負けてないですからね。しっかり仕上げているというか、体を見てもちゃんとトレーニングしているのは伝わってくる」と表情を引き締めた。
国本はプロ初黒星をつけられた竹迫との再戦を熱望していた。この日は自身の出番前に竹迫が準決勝進出を決め「ヨッシャ!と気合が入りました。竹迫さんと対戦したかったので」。そして出番は3月に6回TKOで下している可児栄樹(22=T&T)との再戦に5回TKOで快勝。「前回より早いラウンドでKOできてケガもない。最高の形で、うれしい」と頬を緩めた。
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