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2025.10.06 610gym

国本陸が判定勝ちでミドル級地域3冠達成!枝川会長「勝ちに徹した。合格点」

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プロボクシングWBOアジアパシフィック(AP)ミドル級タイトルマッチ&東洋太平洋同級王座決定戦10回戦(5日、大阪・住吉区民センター)WBO・AP同級王者で東洋太平洋同級1位の国本陸(28)=六島=がWBO・AP同級11位、東洋太平洋同級2位のイエ・ヌリ(23)=ウズベキスタン=に2-1で判定勝ち。11連勝でWBO・AP王座の3度目の防衛に成功するとともに新たに東洋太平洋王座に輝き、2022年4月に獲得した日本王座と合わせ、地域3冠を達成した。

国本は気合十分に前に出てくるタフな相手に冷静に闘った。序盤からガードをがっちり固めて相手のパンチを封じると、逆に的確にパンチを当ててポイントを稼いだ。最終10回にカウンターの左ジャブでダウンを奪われたが、あせることなく、切り抜けた。ジャッジ1人は98-91の大差で国本を支持した。

だが「普通に倒して勝ちたかった。悔しいです」と反省。「頭が低く、反応も速くて僕の苦手なタイプだったが、そこであせらず、勝ち切れたことは収穫」と安堵の息をついた。

一方、所属ジムの枝川孝会長は「(パンチを)もらっていないし、当てている。今日は勝ちに徹した。合格点ではないか」と評価。「3年後には世界挑戦させたい」とのプランを温めており、「世界戦に向けては、いろいろなタイプに合わせないといけない。これからも一戦一戦、いろいろなタイプとやらせる」と今後の飛躍に期待を込めた。

2018年8月にプロデビューし、世界ランクでWBO12位、IBF13位の国本のプロ戦績は16戦15勝(8KO)1敗。ヌリはプロ初黒星で10戦8勝(5KO)1敗1分となった。

この試合は全5試合をミドル級だけで構成した六島ジムの主催興行「The Middle」のメインイベントとして行われた。枝川会長は「迫力があって(興行は)いつも以上に盛り上がったのではないか。こういうことを重ねていけば、ミドル級でもできるという日本人が出てくるのではないか。できる限り継続したい」と話した。

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