IBF世界バンタム級1位・西田凌佑、世界戦初挑戦も弱気発言連発
◆プロボクシング▽バンダム級(53・5キロ以下)IBF同級1位・西田凌佑―同級王者エマヌエル・ロドリゲス(5月4日・エディオンアリーナ大阪第1競技場)
IBF世界バンタム級1位の西田凌佑=六島=が27日、大阪市内の所属ジムで公開練習を行った。5月4日のエマヌエル・ロドリゲス=プエルトリコ=との世界戦へ、「コンディションも良くて、調子もいい。体重調整して万全な状態でリングに上がりたい」と意気込んだ。
初の世界戦まで1週間前に迫った西田は毎日イメージトレーニングをしているというが、「客観的に見ても、自分で見ても、ロドリゲス選手に今の自分のボクシングをしても通用しない。やられるイメージがある。ロドリゲス選手の攻め方をイメージしたら、自分が嫌な展開になるなって。倒せるかどうかは正直言えないし、分からない。基本的にはやられる、倒されるイメージが練習のなかでグルグル(頭を)回っている。基本はネガティブなこと考えてます」と、まさかの弱気発言を連発した。
それでも、子育てしながら、飽きずに食べられるようにと、減量メニューを毎日考えて用意してくれる愛妻には、「減量感はあんまりない。しっかり食べながら体重落ちて動けている。とてもいいコンディション」と感謝。8戦無敗(1KO)でチャンピオンに挑む西田は「世界チャンピオンになってほしい気持ちはあると思う。応援してくださる方のためにも、自分のためにもしっかり(ベルトを)取りたい」と気を引き締めた。
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