【ボクシング】優勝賞金100万ドル！ミドル級トーナメント開催 国本陸、可児栄樹ら参戦
英プロモート大手マッチルーム社が日本市場に本格参入し、優勝賞金100万ドル（約1億4500万円）のミドル級トーナメント「プライズ・ファイター」を開催すると1月31日、発表した。
日本ミドル級王者国本陸（26＝六島）、同級1位可児栄樹（22＝T＆T）にIBF世界同級10位アナウエル・ンガミセンゲ（フランス）ら海外勢6人を加えた8選手が参戦。3月31日に名古屋国際会議場で1回戦を行う。7月下旬に準決勝、10～11月の決勝は日本のアリーナクラスの会場で開催する予定となっている。
この日都内で会見した同社フランク・スミスCEOは「V賞金100万ドル、KO賞も10万ドル（約1450万円）のビッグな大会。新大会を通じ、新たなスターが出てくれれば」と期待を込めた。同興行は元世界3階級制覇王者亀田興毅氏がファウンダーを務める3150FIGHTとの共同開催。国本－可児戦は日本ミドル級タイトル戦も兼ねる。
○…トーナメント1回戦で可児との防衛戦に臨む日本ミドル級王者の国本は「一気に世界挑戦までいけるチャンス。ファイトマネーもケタが違う。何としても勝つ」と気合十分。残る6人はすべて海外の強豪だが「全員強いけど誰がきてもいい。来年、妹が大学に進学するので学費くらいは出したろうと思う」と早くも夢の100万ドルの使い道に想像を膨らませていた。対する可児も「大金なのでモチベーションになる」と意気込んだ。
○…3150FIGHTファウンダー亀田氏は、合同開催の形でマッチルーム社の日本市場参入をサポートする。同社とは昨年4月から交流を開始。この日発表されたミドル級トーナメントは、元世界2階級制覇王者の弟和毅がIBF世界フェザー級2位ドラミニ（南アフリカ）との再戦に臨む3150FIGHT Vol・8大会（3月31日、名古屋国際会議場）内に組まれる。「トーナメントは面白い企画。世界が身近になって、良い連携が取れている」と強調した。同興行はABEMAでPPV配信される予定。
日刊スポーツより
