太尊康輝、WBC世界ユース王座奪取へラッパー・仏師と共闘
太尊康輝、WBC世界ユース王座奪取へラッパー・仏師と共闘
「ボクシング・WBC世界ユースミドル級王座決定10回戦」(17日、大阪市住吉区民センター)
日本ミドル級6位の太尊康輝(23)=六島=が11日、大阪市内で会見し、人気上昇中のラッパー・仏師(BUSHI、30)と強力タッグを組み、WBC世界ユース王座奪取を誓った。試合の相手はペットスリヤー・シンワンチャー(タイ)で14年11月に太尊が4回KOで下しており、再戦で返り討ちを狙う。
昨年11月に東洋太平洋&日本ミドル級王座に挑んだが、当時の2冠王者・柴田明雄(ワタナベ)に7回TKOで完敗。ショックから進退にも悩んだが、雪辱を決意。心機一転、リングネームも前原太尊康輝から変更した。
戦績9勝(9KO)2敗1分けと豪打の左で勝利はすべてKO。「必ず倒して勝つ」と、ど派手な再起でタイトルを奪うつもりだ。
再出発へ向け、オリジナル登場曲を手がけたのが、ともに”メジャー舞台”を目指す仏師。香川県丸亀市出身で四国のライブイベントで名を売ると、全国に進出。現在は大阪に拠点を移し、全国ツアーを毎年展開している。今年は3枚目のアルバムを8月にリリース予定で日本のHIPHOP界で今、注目される男だ。
曲名は「常勝」で新アルバムにも収録予定。「世界に羽ばたく♪」「自分信じて♪」「お前ならやれる♪」「虎は目覚める♪」などの歌詞でノリノリ。豪快なファイトスタイルをイメージした。
太尊も「ドンピシャでしたね。勝手に筋トレしたくなるくらい」と大満足。これまでは矢沢永吉の曲を使用していたが「仏師も成り上がろうとする人。共通の目標だから」と2人で世界を目指す。
前戦で負けを喫し、年末年始は自らと向き合い、仏師ともプライベートで話し込んだ。「自分はうぬぼれていた。仏師の世界でも成り上がるのがいかにすごいことか。どこかで殻を破らないと」と”成り上がり”が共通のテーマだ。
今戦では仏師が歌う中、太尊がリングに上がる。日本では異例の登場シーンの演出が用意された。海外では5階級王者でのフロイド・メイウェザー(米国)がスーパースターのラッパーを引き連れるなど、リング登場もど派手。太尊は「お客さんを一緒に盛り上げたい」と意気込んだ。
会見にともに出席した仏師も勝負している。「太尊の曲も含め飛躍したい。ヒップホップでのし上がっていくつもりで自分はやっている。太尊は体を削っているのと同じく、僕も命がけで夢をものにしたい。一緒にリングに上がる気持ちで太尊の背中を押したい。メイウェザーの日本バージョンを目指して、これからどんどん大舞台に上っていく」と、命がけの共闘を宣言した。
デイリースポーツより
4月17日
610ヤングフェスティバル5
二人のコラボ
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