MBC&MBAタイトルマッチ
MBCタイトルマッチ
王者
川瀬湧也
vs
挑戦者
原口生樂
8度目の防衛戦です!
1R
両者、警戒して手数が出ない。距離を探り合いながら後半に先手をとったのは挑戦者だった。
2R
体格で有利な挑戦者は、ジャブを突きながら王者をロープに押し込んでパンチをまとめる。王者は打ち返すが手数で劣ってしまう。
3R
劣勢と感じた王者は、飛び込んでフックから右に繋げる。しかし挑戦者は防戦一方にはならず、手を出しながら応戦!
ここでゴング!
勝者~~
MBC~~
ニューチャンピオン!!!
原口~~生樂~~~~!!!
川瀬湧也、8度目の防衛ならず!!
新チャンピオン誕生!!
原口は二度目のタイトル奪取!!
新チャンピオンの原口はインタビューで喜びを爆発させた。
原口
『え~~めちゃくちゃ嬉しいです!』
『これからずっとチャンピオンでいるようにします。』
ジャブから組み立てる正統派の新チャンピオン。
少し弱気な部分があるが、今日は見事な試合だった。本人次第で長期防衛も可能な選手だ。
一方、敗れた前チャンピオンだが、今日はアグレッシブに攻撃ができなかった。
恐らく距離が遠く感じただろう。それは体格差もあるが、原口のジャブが機能したから。川瀬はリズムに乗れず終了のゴングを聞いてしまった。
しかし、MBCの中で一番小柄な川瀬が、2度のタイトル獲得、7度の連続防衛など素晴らしい活躍。
その才能と潜在能力はS級。
将来期待の選手だ。
MBAタイトルマッチ
王者
由良謙神
vs
挑戦者
山村剣晋
14度目の防衛戦です!!
1R
互いに手の内を知り尽くしている両者、挑戦者はスピーディーなフットワークとシャープなストレートで、王者のガードの隙間からパンチを当てる。
王者は挑戦者の打ち終わりに得意の右クロスから左フック、ボディを打ち込む。
2R
ジリジリ距離を詰めていく王者。見栄えのよい左フックが、挑戦者のガードの隙間からヒット。
挑戦者は王者の打ち終わり、王者がガードを戻すより先にシャープなジャブをヒット。
3R
接戦の中、王者はサウスポーにスイッチ。左ストレートを綺麗に当てた。
挑戦者は一瞬、戸惑いを感じただろうが、すぐさま切り替え得意のストレートをお返しとばかりにヒット。
ここでゴング!!
一進一退のまま試合終了。
ジャッジ
13.5-11.5
勝者~~
MBA~~
チャンピオン!!!
由良~~謙神~~!!
チャンピオンが14度目の防衛に成功!!
偉業達成!!
わずか2ポイント!!
挑戦者には、この2ポイントが遠い!
いつも僅差の決着。しかしこの2ポイントがなかなか埋まらない。
3Rに王者は接戦にも関わらず、大胆にもサウスポーにスイッチして攻撃。
勝負度胸は素晴らしい。
王者が言うように、いつも接戦。そこで変化をつけた王者と、1~3Rまでボクシングを変えなかった挑戦者。
どちらが良いとは言えないのだが、王者には変化をつける柔軟性がある。
自分でラウンド中に感じた事や発想を大胆に実行する。
挑戦者は素晴らしいスピードとセンスの持ち主。
これに対応力と、ラウンド中やインターバルに自己分析して、そして修正する事ができれば、更にレベルアップできるはずだ。