IBF王者・西田凌佑が沖縄合宿開始 注目のバンタム級 年内にも初防衛戦「気持ちと体を強化」
ボクシングIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28)=六島=が16日、年内にも予定される初防衛戦に向けて、沖縄県内で地獄の走り込みキャンプを開始した。ジム同僚のWBOAP&日本ミドル級王者・国本陸、デカナルド闘凜生、井上彪、韓亮昊が参加して19日まで行う。
西田は5月に世界初挑戦でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を判定で破り、デビュー以来9連勝(1KO)で王座を奪取。中谷潤人(WBC)、武居由樹(WBO)、堤聖也(WBA)と日本選手が主要4団体の王座を独占する注目のバンタム級で、技巧派サウスポー王者の動向が注目される。
今月13、14日に有明アリーナで開催されたイベントでは堤の王座奪取、中谷の圧勝防衛を現地で見届け、統一戦への思いを強くした。また、同イベントで那須川天心(帝拳)とWBOAPバンタム級王座を争ったジェルウィン・アシロ(フィリピン)は、西田が世界初挑戦する直前にスパーリングパートナーとして招へいした選手。そのアシロに判定勝ちした那須川もバンタム級での世界挑戦を掲げているだけに現在日本で最もホットな階級だ。
合宿では沖縄市、うるま市の2カ所を拠点にロング、インターバル&ダッシュとひたすら走り込む。西田は「合宿に参加できているのは、枝川会長、後援会、サポートスポンサーの方々のおかげです。次戦に向けてしっかり走り込んで、さらに気持ちと体を強化します」とコメントした。
デイリースポーツです