西田凌佑、世界王座初奪取のベルトお披露目 褒賞金300万円ゲット
プロボクシングIBF世界バンタム級(53・5キロ以下)の新王者・西田凌佑(六島)が28日、大阪市内の所属ジムで、IBFから届いたチャンピオンベルトをお披露目した。4日に大阪で前王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ち。この日、武市晃輔トレーナーとともに、枝川孝会長から世界王座奪取の褒賞金300万円ずつを受け取った新王者は「親にも渡したい。チャンピオンになって、すごく喜んでくれている」と大阪府内で鉄工所を経営する両親に感謝した。
陣営は今秋ごろ初防衛戦を計画中で、対戦相手は未定。現在、世界主要4団体のバンタム級王者は西田のほか、WBAの井上拓真、WBCの武居由樹(ともに大橋)、WBOの中谷潤人(M・T)と日本人が独占。減量苦もあるが同階級にとどまることを決意した西田は「バンタム級が盛り上がっている。この階級で一番強いと言われるようになりたい」と王者のなかの王者を目指す覚悟を見せた。
◆西田凌佑(にしだ・りょうすけ)1996年8月7日、奈良・香芝市生まれ。27歳。香芝中では陸上の長距離選手。王寺工でボクシングを始め、3年時に国体フライ級優勝。近大時代を含めアマ37勝16敗。19年10月、タイでプロデビュー。21年4月、元世界王者・比嘉大吾に判定勝ちし、WBOアジアパシフィック・バンタム級王座奪取(3度防衛)。今年5月、IBF世界同級王座に初挑戦初奪取。プロ通算9勝(1KO)。身長170センチ、右利きの左ボクサーファイター。家族は元アマボクサーの妻・沙捺さんと1女。
スポーツ報知