優勝者が最高約2億410万円手にすることに 「ミドル級トーナメント」
英興行大手の「マッチルーム」は3日、日本初興行となる「PRIZE FIGHTER」を7月15日に大阪・大和アリーナで開催すると発表した。8人によるミドル級(72・5キロ以下)トーナメントで準決勝は10月、決勝は来年2月に行う予定(開催地未定)になっている。
ファイトマネーは1回戦は勝者が15万ドル(約2355万円)、敗者が7万5000ドル(約1178万円)、準決勝勝者が25万ドル(約3925万円)、敗者が12万5000ドル(約1963万円)、決勝は優勝者に60万ドル(約9420万円)、準優勝者に25万ドル(約3925万円)が支払われる。
KO賞は1回戦ごとに10万ドルで、1回戦で4試合ともKOなら4分割で1人2万5000ドル(約393万円)ずつを受け取れる。準決勝は2試合ともKOの場合、1人5万ドル(約785万円)。全試合KOで総取りの場合、優勝者は最高130万ドル(約2億410万円)を手に入れることになる。
日本人出場者は3人。WBOアジアパシフィック&日本王者の国本陸(六島)が、日本同級4位・可児栄樹(T&T)と対戦。両者は3月にも対戦し、国本が6回TKO勝ちしている。IBF12位アナウエル・ンガミセンゲ(フランス)に代わり、出場が決まった前東洋太平洋王者の竹迫司登(ワールドスポーツ)はマーク・ディキンソン(英国)と対戦する。
試合日に地元大阪で33回目の誕生日を迎える竹迫は、「勝てばぼくのため(の興行)だったと言える。もちろん優勝します」と最低100万ドルが手に入る優勝宣言だ。
そのほか、WBAインターコンチネンタル王者キエロン・コンウェイ(英国)が開幕戦でアイニウェア・イリィアティ(中国)と戦う。もう1試合はジョバニー・エステラ(プエルトリコ)がアーロン・マッケンナ(アイルランド)と対戦する。
戦績は27歳の国本が11勝(5KO)1敗、22歳の可児が8勝(4KO)4敗3分け。
32歳の竹迫が16勝(15KO)2敗1分け、24歳のディキンソンが6戦全勝(2KO)。
28歳のコンウェイが20勝(5KO)3敗1分け、31歳のイリィアティが19勝(14KO)1敗。
23歳のエステラが14戦全勝(5KO)、24歳のマッケンナが18戦全勝(9KO)。
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