王座統一戦に臨む西田凌佑「今が一番強い」 過去最高の仕上がりで「打倒・中谷」見えた!

8日の王座統一戦(有明コロシアム)に臨むIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(六島)が2日、大阪市内のジムで練習を公開。WBC同級王者・中谷潤人(M.T)との大一番へ向け、こう豪語した。
「(試合前の状態では)今までで一番調子がいい。(調整は)100点。勝てるような自信がついてきた」
わずか1カ月前の合同取材。「勝つイメージはまだ…」と打ち明けた時と比べ、表情も、メンタルも見違えるようになっていた。中谷をターゲットに絞ってから消化したスパーリングは約200R。米国からWBA世界フェザー級4位のイライジャー・ピアス、英国からWBO世界スーパーバンタム級3位のデニス・マッカンをパートナーとして呼び、技術と心をとことん磨いた。
「2人のスパーリングパートナーに通用するどころか、西田の方が上回っていた。スピード、パワー、すべてに成長している」
「名参謀」の武市晃輔トレーナーも、王者の成長に目を見張る。世間の評価では、中谷が有利。ただ、西田はそれを百も承知で、対戦を熱望し、リングで対峙するところまで来た。チャレンジャーのスタンスは、今も崩していない。
「やっとプロのボクシングにも慣れてきたし、今が一番強いんじゃないか、と思う」
昨年5月4日にロドリゲス(プエルトリコ)を撃破し、世界のベルトを巻いてから1年。日本中が熱視線を送るビッグマッチで、西田が男になる。
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