山崎海斗 東洋太平洋の「壁」は厚く…3度目のベルト挑戦も、5回TKOで号泣敗戦

◇ボクシング「コスメフェリーチェ&エムラビpresents You will be the champion 30」 東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦 石井渡士也(5回2分46秒 TKO)山崎海斗(2026年6月7日 大阪・住吉区民センター) 幕切れは唐突に訪れた。両者がリズムをつかみかけた5回終了間際。レフリーが2人の間に割って入り、ゴングが打ち鳴らされた。山崎海斗(27=六島)が一方的に打ちのめされていたわけでも、石井渡士也(25=RE:BOOT)が圧倒的攻勢に立っていたわけでもない。それでも、レフリーの目に映る山崎のダメージは深刻だった。 自身3度目となるベルト挑戦。中川麦茶と引き分けた2月に続いて夢を逃し、控室で号泣した。涙が乾いた頃、静かな口調で敗戦を振り返った。 「(レフリーのストップは)少し早いかな、と感じたけど、それは仕方がない。(相手のパンチを)ブロックできていた。相手のジャブはうまかったけど、それは想定していたし、合わせる練習もできていた…」 1回の中盤に左フックで喫したダウン。直後にもロープを背に打ち込まれたものの、不屈の闘志で打ち返した。3回はジャブからコンビネーションで左右のパンチを繰り出す山崎のペース。クライマックスは必ず終盤に訪れると、戦う山崎も、見守る観客も信じていた。しかし…。 「準備の部分でも、しっかり対策して、できていたけど…」 27歳に訪れたターニングポイント。まだファイティングポーズは崩さない。
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